人気の高いPythonの魅力

オランダの「TIOBE Software」が発表している、2022年12月のプログラミング言語の人気ランキング上位は、1位がPython、2位がC言語、3位がC++、4位がJava、5位がC#でした。
C言語やその派生であるC++、C言語をベースにしているC#などを押さえて1位になったPythonは、世界的に人気のプログラミング言語です。
Python以外のランキング上位の顔ぶれは、いずれも人気は高いものの、習得するためのハードルは低くはありません。
いずれも、プログラミング初心者が手を出しにくい部類ですが、Pythonであれば習得のハードルは比較的低めです。

Pythonの魅力として挙げられるのは、他のプログラミング言語よりも短いコードで、プログラムを完成させられる点です。
C言語やJavaは、コードが長くなりやすいという難点を抱えており、メッセージを表示させるだけでもかなり長いコードが必要ですが、Pythonであれば1行のシンプルなコードでメッセージを表示させられます。

また、Pythonは汎用性の面でも優れており、近年IT業界で注目を集めているデータサイエンスや、AI開発に使えるのも大きなメリットです。
一方、実行速度は他のプログラミング言語と比べて劣るので、速度が求められる基幹システムの開発には向いていません。
よいところばかりではないものの、Pythonは日本のIT業界でも需要が多く、就職活動や転職活動で役立ってくれるので、どのプログラミング言語を学べばよいか迷っているのであれば、Pythonの勉強を始めてみるのがよいでしょう。